【漫画飯!】『3月のライオン』桜南食品「桜南ひやしあめ」×サントリー「山崎」!

カクテル

こんにちは、ひやしあめのことなら俺に聞け、サクマです。

・・・なんて、言ってみましたが、ひやしあめの世界はまだまだ奥深く、新しい発見の毎日です。

今回はマンガ飯再現!羽海野チカ先生の『3月のライオン』に出てくる「あめスキー」のご紹介です!

「あめスキー」について

『3月のライオン』は、中学生でプロ入りした若手棋士、桐山零と、その周囲を取り巻く人々の人間模様を描いた、ジャンルとしてはヒューマンドラマに近い漫画です。
主人公である零や、物語の中心となるキャラクター達だけでなく、普通の漫画ではスルーされてしまうような脇のキャラクターにまで、バックボーンとなるエピソードが丁寧に描かれているのも、この漫画の魅力の一つです。

今回ご紹介する「あめスキー」も、そんな”脇”のキャラクターである入江健一郎プロのエピソード内で登場します。

零との対局後、行きつけのバーへと顔を出す入江プロ、バーのママが「パキャッ」っとふたを開けて差し出すのは、花柄の瓶に入ったワンカップタイプのひやしあめ

入江プロはそのひやしあめを少しだけ飲み、そこへロックアイス1個ウイスキーを注いでもらいます。

画像元 羽海野チカ『3月のライオン』10巻(白泉社)

ちなみに、「あめスキー」という名ですが、この入江プロの様子を見ていた他の常連客がそう呼んでいました。

「あめスキー」を限界まで再現していこう!

それでは再現です!

マンガ飯再現において大切なのは、キャラクターが食べていたものを極限まで模すことだと考えているので、私のできる限界までこだわっていきます!

材料

まずは、ひやしあめとウイスキーの銘柄チェックです!

ひやしあめの方は超イージー、だれがどう見ても桜南食品さんのひやしあめです。
花の模様を見るに、柄は3種類のうち、青色のやつが一番近そうです。

問題はウイスキーの方、残念ながらラベルのほとんどはママの手で隠れてしまっています。
拡大してみると、綴りは違いますが「SINGLE MALT」という文字と、何やら毛筆で書かれている名前

薬指あたりから大きく左方向にはらっている部分に注目して調べたところ、多少ラベルデザインは違いますがサントリーの「山崎」であると判断しました。
人差し指と中指の間から見えている部分も「山」っぽいですし。

今回使ったのはミニチュア版、これでも結構なお値段しました

これで材料はOKです。

配分

次に見ていくのは「いったいどれだけのウイスキーが入っているのか」という点です。

今一度、入江プロが「はい」とひやしあめを差し出しているコマに注目してください。

ほとんどひやしあめが減っていません。

その次のコマで描かれているロックアイスも結構な大きさなので、それによって増える嵩を考えると、ウイスキー自体はかなり少なめだということがわかります。

また、入江プロは作中で、対局中に必ず「おしるこ」で一服するなど、甘いもの好きとして描写されています。
そんな彼がアルコールの辛みを好んで飲むとは考えにくいです。

つまりこの「あめスキー」は、主となるのはあくまでもひやしあめで、ウイスキーは風味づけ程度に少量、だと考えられます。(あくまで私見です)

作る!

では実際に作ってみます。

用意するのはもちろん、桜南食品さんの青色の柄のひやしあめ。

瓶を軽く振って蓋を開けて、一口。
飲んだ後の量がちょうど上からグラスを掴んで爪の先くらいになるのが目安です。

ロックアイスを1個入れて、溢れないようにギリギリまでウイスキーを注いで完成!

ロックアイスを入れた時点ですでにかなり溢れそうだったので、ウイスキーは多くても10~15ml程度しか入っていないです。

「あめスキー」を飲んでみた!

「桜南ひやしあめ」の瑞々しい香りを包み込むような、どっしりとした「山崎」のバニラのような甘い香り。

口に含むと、水飴の甘さとウイスキーの濃厚なコクが合わさり「甘々でこってり」な味わいが口に広がります。
アルコールのきつい辛さはほとんど感じられず、代わりに生姜の辛みがピリリと舌を刺激し、後味を甘すぎないようにうまくまとめてくれます。

元の「桜南ひやしあめ」の味わいはそのままに、ウイスキーの風味でさらに少し大人の甘みを追加したような感じでしょうか。

少年時代に思いを馳せつつも、時が経ち、もうすっかりお酒を飲める大人になった自分自身の現在を自覚し、あの頃の教訓を胸に明日からも棋士としての人生に身を投じていこうとする、入江プロの心情にぴったりのカクテルですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回初めて、マンガ飯の再現というものをさせていただきました。
『3月のライオン』はずっと気になっていたタイトルだったので、この再現をきっかけに読むことができて嬉しく思います。

作品と読者を別の切り口から結びつけるマンガ飯、素敵ですね。

冷やしあめ自体は、なかなかマンガやドラマにはでて来ないものかもしれませんが、また作品を見つけたら、積極的に再現を試みたり、作品を読んだりしてみようと思います。

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