こんにちは、ひやしあめエゴサの達人、サクマです。
「ひやしあめ」ってどこを漢字にして送り仮名をどうするのか、割と個人差が出ると思うんですよね。
私は断然オール平仮名派、です。ひやしあめ。
さて、今回は京都祇園の老舗中の老舗、するがや 祇園下里さんの「ひやしあめ」をご紹介します。
するがや 祇園下里「ひやしあめ」の概要!
「するがや 祇園下里」は京都市東山区にある和菓子店です。
創業はなんと1818年!「総本家駿河屋」からの暖簾分けで祇園に開業された老舗中の老舗!
「下里」は初代に開業された下里治助さんの名前から来ています。
祇園四条駅からほどなく歩き、四条通りから少し外れた、どこか寂しげで静かな通りに「するがや」さんはあります。
古き良き京都らしさを感じるその建物は、京都市の有形文化財として指定されているほど。
店内は少し暗めで、派手なショーウィンドウもなく、大きな木製のカウンターと、ささやかに商品がディスプレイされているのみ
まるで、そこだけ時間が止まってしまっているかのような、ノスタルジックな空間は、その雰囲気を味わえるだけでも、このお店に来てよかったと思えるほどです。
そんな、「するがや」さんのひやしあめは、3倍希釈の濃縮タイプ。
和紙のような質感で、青の模様が入ったシンプルなラベルがとても涼しげです。
するがや 祇園下里「ひやしあめ」の原材料と成分!
まずは原材料!
香料などは一切不使用で、麦芽飴、砂糖、生姜、蜂蜜のみ。
砂糖や蜂蜜こそ使われていますが、麦芽飴が1番目となっているので、比較的甘さは控えめになっていそうです。
成分表はこの通り。
3倍希釈なので、実際に飲む場合のカロリーはおよそ88kcalでやや高めですね。
するがや 祇園下里「ひやしあめ」を飲んでみた!
色味は琥珀色が少し白く濁ったような伽羅茶色です!
飲み口は“コテあま”(コッテリ甘々)系で、トロっとしています。
口に含むと、麦芽飴特有のやわらかい甘さが、じんわりとと広がっていきます。
ガツンと口の中いっぱいに広がるような強い主張はなく、優しく舌を包み込んでくれるような甘さです!
生姜は少し風味こそありますが、ピリッとした刺激は控えめ。
ハタ鉱泉さんしかり、参道商店さんしかり、蜂蜜を使用されているひやしあめはみんな刺激弱めですね。
グイグイ一気に飲むというよりは、少しずつ時間をかけてゆっくりと味わいたくなる
まるで「するがや 祇園下里」さんのその長い歴史そのもののようですね!
まとめ
するがや 祇園下里さんのひやしあめは、包容力たっぷりの優しい甘さが特徴!
ノスタルジックなお店の佇まいと同じく、慌ただしい現代社会が忘れてしまった「憩い」の時間を思い出させてくれる、そんなひやしあめです!
ホッとする味なので「あめ湯」にするのにも向いてます!(ホットだけに)
また、店頭で買った際に、「炭酸で割ったら、ジンジャーエールになるよ」とおすすめされたのでそちらも試してみました。
試して納得、この優しい甘さが炭酸の風味を邪魔することなく、むしろ程よく調和し、生姜の風味も相まってとても美味しくいただけました。
残念ながら、2021年5月現在、インターネットでの通信販売はされておらず、店舗でのみのお取り扱いとなるようです。
コロナウイルスが猛威を振るっている今日において、なかなか祇園まで足を運ぶこと自体が難しいかもしれませんが、訪れた際は是非一度、するがや 祇園下里さんの暖簾をくぐってみてはどうでしょうか。
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