こんにちは。三度の飯よりひやしあめ、サクマです。
今回はひやしあめの健康効果についてまとめていきたいと思います。
砂糖とはどう違う?麦芽水飴の成分・効能について
まずは、ひやしあめの主な原料である麦芽水飴についてです。
水飴とは、穀物やイモ類のデンプンを酸や酵素で糖質に加水分解したもので、主成分は麦芽糖(マルトース)です。
「水飴」の製法について
「水飴」と聞くと、どうしても甘ったるく身体に悪いような印象を持たれる方もいるかもしれませんが、それは工業的に生産された水飴に限った話です。
工業的に作られる水飴は、その製造過程で極度の精製がされています。
これにより、確かに不純物のない一定品質のものを大量に取り出すことができているのですが、それと同時に原料が本来持っているビタミンやミネラル・たんぱく質などの栄養素も一緒に取り除かれてしまいます。
そのため、工業的に精製された水飴は無色透明に近く、風味も弱いものになります。
これに対して、昔ながらの製法では、お粥状にした白米に麦芽を加えて作られます。
麦芽の酵素によって糖を加水分解し、その後過度な精製は行わず、自然にろ過をして取り出します。
不純物を徹底的に排除しないからこそ、材料が持つ酵素やミネラル・ビタミンなどを豊富に含んだものとなり、麦独特の風味を残し、きれいな琥珀色をしています。
これが「麦芽水飴」です。
麦芽水飴の効能は?
上で書いた通り、麦芽水飴はその製法から、タンパク質などの栄養素やミネラルやビタミンが含まれています。
また、麦芽水飴は水飴の中でもブドウ糖に分解されない麦芽糖を多く含んでいます。
麦芽糖は、腸内で分解・発酵をし、腸の活動を活発にします。
そのため、便秘解消に役立つとされており、乳児用の便秘薬の主成分にもなっています。
砂糖よりもカロリーや甘味が控えめで、腸で吸収されず血糖値の上昇も緩やかなため、ダイエットにも効果的です。
中国では「膠飴(こうい)」と呼ばれ、胃腸の調子を整えたり、滋養強壮、疲労回復、咳などに効く漢方として親しまれています。
効能の宝庫!生姜について
ひやしあめのもう一つの主原料、生姜については様々なメディアでも紹介されている通りですね!まさに「食べる万能薬」!
生姜の持つ辛み成分であるシンゲロールには免疫力向上や抗酸化作用、そして血流促進作用があります。
血流が促進されることにより、体の深部にある熱が手先や足先などの末端まで運ばれます。
ひやしあめを飲むことが多い夏場、冷房の効きすぎた部屋で末端が冷えてしまうことも多いかと思います。
シンゲロールはその「末端の冷え」を解消してくれるとともに、体の深部から熱を取り除いてくれる作用があります。
また、シンゲロールは過熱することでショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールは体の深部で熱を生み出す作用があり、体の芯から温めてくれます。
まさに、夏はひやしあめ、冬は温めてあめゆ、というひやしあめの楽しみ方がマッチしているといえますね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
ひやしあめには消化器官の調子を整えたり、食欲増進、疲労回復などの夏バテ防止に抜群に効く効能がたくさんあります。
また、冬場は過熱してあめゆとして飲むことで体を芯から温めてくれる効果もあり、オールシーズン活躍してくれます。
砂糖よりも低カロリーで控えめな甘さ、代謝の促進効果、抗酸化作用もあるため、美容やダイエットにもピッタリの飲み物と言えるでしょう!
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