”ひやしあめ”を全国へ!このブログについて

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関西の夏の定番飲料!ひやしあめ

皆さんは「ひやしあめ」をご存じでしょうか。
麦芽水飴をお湯で溶かしたものに生姜のエキスやすりおろしを入れて冷やした飲み物で、水飴の甘さと、生姜のさわやかな風味が特徴です。
大阪・京都・奈良といった関西圏では夏の定番飲料、ソウルドリンクと言っても過言ではありません。

夏にキンキンに冷やして飲むもよし、温めて飴湯として飲むもよし。
原材料も基本は生姜と水飴だけでいたってシンプル!
普通に飲むだけではなく、料理につかったり、お酒と合わせてみたり…。
アレンジの幅は無限大です!

ひやしあめは過小評価されている?

そんなひやしあめですが、どうにも世間からは過小評価されているように感じます。

あまりに低い認知度

関西圏ではだれもが知っているひやしあめですが、関東をはじめとした他の地域では全くと言っていいほど認知されておりません
私自身も出身は関西圏ではないため、ひやしあめの存在を知って、実際に飲んだのは大学で関西に出てきてからです。

それまでは、ひやしあめのことなど存在すら知らなかったでしょうし、もしどこかで”ひやしあめ”という言葉を聞いても

「ひやしあめ?アイスキャンディーのこと?」

くらいの感想しか出てこなかったかもしれません。

また、関西圏においても、ひやしあめを取り扱っている小売店が減少傾向にあるのか、4~5種類のスーパーをはしごして1件しか取り扱いがないなど、他の飲料の台頭によって、その場所を奪われつつあります。

かつてのソウルドリンクも、目まぐるしく変化する時代の流れに飲み込まれ「過去のもの」とされつつあるのでしょうか…。

味についての賛否両論

グーグル検索などで「ひやしあめ」と検索しようとすると、サジェスト欄には「ひやしあめ マズい」というものが出てきたり、TwitterなどのSNSでも「美味い」と「マズい」の意見が半々くらいにわかれています。

好みは様々ですので、口に合う合わないというのはもちろんあるとは思いますが、これには「ひやしあめ」という言葉のイメージと、実際との味とのアンマッチも少なからずあるのではないかなと感じています。

「ひやしあめ」と聞くと、どうしてもとても甘い飲み物を想像してしまいます。(私自身がそうでした)
しかし、実際のひやしあめの飲み口は、甘いだけではなく生姜の風味も効いている飲み物です。
ただ甘いだけのものを期待した人からすれば、ちょっとギョッとするくらいの味のギャップが、思わず「マズい」という評価をすることにつながってしまっているのではないでしょうか。

また、メーカーによって味の振れ幅が大きい、というのも、この賛否両論に拍車をかけているように思います。

同じコーラでも、コカ・コーラとペプシコーラ、メッツコーラでは全然違うように、同じひやしあめでも味はメーカーによって千差万別です。
これは、ひやしあめの基本が、(麦芽)水飴と生姜の組み合わせのみであり、プラスアルファの材料や、水飴と生姜の比率などが作り手に任されているからです。
とあるメーカーでは水飴に加えて黒糖を使っていたり、他のあるメーカーでは蜂蜜が入っていたり、中には麦芽水飴を全く使わず、麦芽エキスと甘味料で味付けされているものもあったり。

そのため、一口に「ひやしあめ」と言っても、実際は極甘から辛口スパイシーまで幅広く、初めて出会ったひやしあめがどういうタイプだったのかというのも、その後の好みに大きく影響してしまうのです。

当ブログについて

今となってはすっかりひやしあめの虜となってしまっている私ですが、実はというと、私自身も上に書いた「過小評価」をしていた側の人間でした。

他の地域出身で、勝手な味のイメージから「思ってたんと違う」という評価を下し、一度はひやしあめ自体を敬遠していたこともあります。

今思えば、それはひやしあめというものを「知らなかった」故だったのではないかなと思います。

ひやしあめがどういった飲み物かちゃんと知っていれば、生姜の風味に驚くこともなかったでしょうし、メーカーによる味の振れ幅を知っていれば、最初に飲んだ印象に引きずられることなく、「ここのひやしあめはどんな味だろう」と興味を持って挑戦し、好みの味に出会えていたかもしれません。

そして、そんな過去の私のような人が一人でも減ってくれるように、ひやしあめをもっと知ってほしい、いろいろな楽しみ方を共有したいという思いから、一念発起、このブログを開設しました。

ひやしあめそのものについての小ネタから、市販をはじめとしたひやしあめの情報、飲みやすいアレンジ方法などを発信できればと思います。

このブログから一人でも多くの「ひやしあめファン」を増やし、ひやしあめが関西と言わず日本人のソウルドリンクとなるのを目標に頑張っていきたいです。

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